Ligament-SMASリガメント、SMAS(スマス)について

顔にある皮膚や表情筋の張りは、SMAS(superficial musculo-aponeurotic system、以下SMAS(スマス))やリガメント(Retaining Ligament、以下 リガメント) によって保たれているのです。

SMAS(スマス)やリガメントは、一般的にはあまり聞きなれない言葉ですが、形成外科や美容外科を始めとする美容整形業界では、欠かすことができない顔の皮膚に置けるとても大切な構造として認識されているものなのです。

【SMAS(スマス)】
顔面の皮下組織の下層に位置する膜で、表情筋とそれに連なる筋膜が一つのシートのように広がっています。骨格筋における「深層筋膜」と同じ層に位置しています。

【リガメント】
顔の複数の箇所に存在する膜組織のことで、骨・脂肪・筋肉・皮膚をつなぎ合わせる接着剤のような役割を果たしている膜組織のことで、リガメントを日本語に直訳すると「靭帯」という意味になります。

そして何を隠そう、このSMAS(スマス)やリガメントは、筋膜と同じく主成分が「コラーゲン」や「エラスチン」によって作られている膜組織(Fascia)なのです。

膜構造

顔には、約60個の「表情筋」と呼ばれる筋肉が存在してますが、それらの筋肉は、他の体の中にある筋肉とは少し特徴が違うのです。

  1. 皮筋である(骨と皮膚をつないでいる筋肉)
  2. 筋肉一つ一つが個別の筋膜によって覆われていない
  3. 多数の筋肉が一つの筋肉によって神経支配されている

その特徴とは、体の中にある筋肉が、個別の筋膜によって覆われている(例:胸筋筋膜、咬筋筋膜など)のに対し、表情筋は全体が一つの大きなSMAS(スマス)(superficial musculo-aponeurotic system)によって覆われているのです。

そのため、表情筋一つ一つの筋肉は、筋膜によって生まれる張りを保つことが難しくなり、リガメント(Retaining Ligament) による張りを保つためのサポートが必要になるのです。

当サロンでは、長年筋膜に対して臨床的な施術をおこなっている経験をもとに、これら顔の表情筋や皮膚に関連しているSMAS(スマス)やリガメントに対する効果的な施術法を独自に開発いたしました!

当サロンの手技では、筋膜と同様にコラーゲンが主成分となっているSMAS(スマス)やリガメントの代謝を促進させ、古くなったコラーゲンを分解・吸収して、新しいコラーゲンを生成させてゆくのです。そして、科学的な根拠に基づいた筋膜へ対する手技を用いて、手術などでメスを入れたために傷跡が残るなどを心配することなく、効果的にフェイスリフトが行えます。

SMAS(スマス)

顔面において頭側は、帽状腱膜からおこり各種の表情筋を含みながら、下方は広頸筋にいたる一連の膜様組織をSMAS(スマス)とよびます。SMAS(スマス)は、側面に於いて帽状腱膜から側頭筋膜に至り広頸筋に連なります。側面において、SMAS(スマス)の下には耳下腺という唾液を産生する器官が存在します。この耳下腺の中を貫くように顔面神経が顔の四方に広がりますが、これはあくまでもSMAS(スマス)の下に神経の枝を広げているのです。耳下腺より下にある深部の筋肉や骨膜からは、深部リガメント(ディープ・リテイニング・リガメント)がおこり、テーブルの脚のようにしてSMAS(スマス)を支えています。

リガメント

顔においては、表情筋、皮膚、脂肪が骨の上で互いに結びつき合っています。その結びついている点をリガメントといいます。つまり、リガメントとは、顔の上での支柱となる結合点を意味し、日本語訳では「腱鞘」といったりもします。と言っても難しいので、下のイラストをご覧ください。☆印が付いている部分がリガメントです。

リガメントとは何かといった意味そのものを知ることよりも、顔上のどこにあるかという場所のほうが大切です。リガメントは複数ありますが、主な7つの場所は以下のとおりです。

  1. 眼窩リガメント:眉山より少し外側へズレた位置。眼輪筋を支えています。
  2. 頬骨リガメント:目尻のちょっと斜め下の位置。頬を支えています。
  3. 眼窩下リガメント:目のすぐ下。たるみやすい部分です。
  4. 上顎リガメント:頬骨のすぐ下で口角の少し上。ほうれい線のあたりです。
  5. 下顎リガメント:口から耳にかけてのフェイスラインにあります。
  6. 眼窩上リガメント:眼球が入っている骨の上部のきわあたりにあります。
  7. 側頭筋リガメント:こめかみからやや頭頂あたりにあります。

以上の7つが、美容の世界ではよく取り上げられる印象があります。もちろんですが、片側のみならず、反対側の対称となる位置にも存在しています。要は、リガメントは支柱の役割なので、支柱と支柱のあいだの部分がたるみ、シワなどが発生するのです。その支柱にパワーが無いと、老化現象が著しくなります。ギターの弦なども、ネジをゆるく締めるとタル~ンとなって音も鈍くなるように、肌も同じような構造になっているのです。そこで、リガメントをほぐし、血流を良くして強化することによって、顔が若返るというわけです。しかも、5日間続けると4割ほどたるみが無くなるというデータもあるようなので、割と即効性が期待できるでしょう。