FASCIA筋膜について

筋膜とは?

筋膜は、主にコラーゲン線維を主成分とした薄く半透明で、伸縮性のある半流動体の膜であり、全ての筋肉や骨、血管や神経、臓器などを包み込んでいます。もし、今までに動物の皮をはいだり、赤身の肉を切ったりされた事があれば、筋膜を目にした事と思います。この筋膜は体の中で骨や軟骨、そしてそれ以外の柔組織を支えたり、骨の位置を動かしたり、筋肉の動く角度や方向、またはその動きそのものの質を決めたりと体全体の形を決定するうえで非常に重要な役割を果たします。さらに筋膜は人が姿勢を維持したり、体形・体格に応じて体を理想的に動かしたりする時に、体の統合性を保つ役割も果たします。そのため、最近メディアでは筋膜が「第2の骨格」として紹介されることが多くなってきました。

 

左に掲載しているオレンジの写真がありますよね。オレンジの皮を剥いていただくと分かるとおもいますが、オレンジの果肉一粒一粒は薄い膜によって包まれ、果肉同士は繊維によってつながれています。これをオレンジを身体、果肉を肉と考えていただければ、どれぐらい身体のなかで筋膜のネットワークが広がっているのかを少しイメージし易いかも知れませんね。

 

今までの医学界では「筋膜」は、長年無視された存在でした。なぜ無視されてきてしまったのかといいますと、医学で重要視されたのは、筋肉・内臓・骨といった、形を成した“体の中身”だったからです。ですので、形を成さない筋膜は医学の中でもずっと研究対象とならなず、手術や解剖の際には、切り取られて捨てられてしまうものでした。

しかし、ここ数十年の間に、長年に渡って主に徒手的領域において「筋膜」に対する治療効果を研究していた研究者たちが団結して立ち上がり、2007年に世界で初めての「国際筋膜学会」がアメリカのハーバード・メディカルスクールを会場として、開催されました。その後も、「国際筋膜学会」は2~3年ごとに定期的にアメリカやヨーロッパの各国で開催されるようになりました。

https://fasciaresearchsociety.org

近年、日本でも筋膜がテレビを始めとするメディアで取り上げられるようになった大きな理由としては、筋膜に関する研究の増加に伴い、からだの痛みや、硬さ、老化など医療的な領域において、筋膜の関連性が証明されるようになってきたからなのです。

また、近年ドイツのウルム大学などの研究・教育機関でも、日々継続的に筋膜に関する研究が進められているのです。

http://www.fasciaresearch.de

これら近年の筋膜についての研究成果をもとに、筋膜の注目すべき特徴を下記にまとめてみました。

① 筋膜は、身体の中に張り巡らされた「コラーゲンの3Dネットワーク」である
② 筋膜にも、浅層と深層がある
③ 筋膜の中には、「感覚受容器」が豊富に存在する
④ 筋膜は、刺激の程度により「変化」する
⑤ 筋膜ワークの有効性は筋膜の「性質」に起因する
⑥ 筋膜は人の身体の痛み、ストレスと密接に関係している

特に近年の筋膜に関する新たな発見としては筋膜が、特に慢性的な体の「痛み」に関連しており、またストレスを感じると能動的に縮む(収縮する)ことがわかったのです!!

1.筋膜には、痛みのセンサーである『自由神経終末』が豊富に存在する
2.筋膜は、肥厚することで、周囲の神経を絞扼する
3.筋膜は、ストレスによって体内に放出される神経伝達物質に反応して、筋肉とは別で収縮する

つまり筋膜は、痛み・ストレスと密接に関係しているのです!

ですので、今まで原因不明がはっきりとわからなかった腰痛や肩痛、首痛、膝痛などの慢性的な痛みに筋膜が大きく関わっているという可能性が研究によって証明されてきたのです。

筋膜への施術

今まで、西洋医学の中でも、注目されてこなかった筋膜へのアプローチは、さまざまな恩恵をもたらしてくれます。姿勢や歪みの改善、過緊張の緩和、血行や体内循環(むくみなど)の促進、筋肉の活性化、怪我の予防などなど。筋膜を含む膜組織はからだの中で、とても重要な役割を果たして、全身に影響をもたらしているのです。筋膜やからだのバランスが整ったからだは、自然のちからを借りて、目覚めはじめるのです。

 

筋膜への施術の効果と効能

今まで、西洋医学の中でも注目されてこなかった筋膜へのアプローチは、さまざまな恩恵を身体にもたらしてくれます。姿勢や歪みの改善、動きのバランスの回復、過緊張の緩和、血行や体内循環の促進(むくみなどの解消)、筋肉の活性化、怪我や術後のからだの機能回復、怪我の予防など枚挙にいとまがありません。

今までの代替療法の中で、一般的に良く知られているマッサージは筋肉にアプローチし、カイロプラクティックや整体は骨にアプローチしてきました。しかし、seteや筋膜ボディケアでは、からだのなかでそれら筋肉や骨といったパーツの位置やコンディションを統制している「筋膜」にアプローチするのです。

筋膜の制限が解放され、身体のバランスが整うことで、筋肉や骨といった身体パーツも本来あるべき位置、あるべき状態に戻ってゆくのです。

筋膜を含む膜組織はからだの中で、とても重要な役割を担い、全身に影響をもたらしているのです。筋膜やからだのバランスがとととのったからだは、自然のちからを借りて、目覚めはじめるのです。